「月刊　事務所での会話　１０月号」ＴＶ出演編

今年は来る台風が全て大型で最近の地球温暖化を象徴する年になりましたね。私たちインテリア･モロの家づくりも省エネ・高断熱にこれまで以上に積極的に取り組んで行かなければと思いを新たにしています。
更新が途切れていた「月刊　事務所での会話」ですが１０月号ができました。
事務所にはリフォームや新築のご相談などお客様からの問い合わせ以外にもいろんな会社様からの営業の電話がかかってきます。今月はその１つの電話が私を有頂天に上らせてしまうという内容です。では、どうぞ。

千夏：社長、お電話です。

正芳：どちら様から？

千夏：え・・・と、ちょっと一度聞いただけでは聞き取れなかったんですが、とにかく「ＴＶの取材
がどうの」っておっしゃってますけど。

正芳：マジか？ついにこの日が来たか！俺の技術と手腕を皆が認めざるを得ない日が
来てしまったな。やっと俺の苦労も日の目を見るんだな～！！
ワ～ッハッハッハッハッハッ

千夏：社長、お待たせしてるんですけど。

正芳：それで、いつ取材に来るというのかね。やっぱり取材というのは照明をいっぱい
浴びてまぶしいんだろうなぁ。
ア～ッハッハッハッハッ

千夏：ちょっと、社長、待たせてますよっ！！！

正芳：それともあれか？スタジオに出向いて今の経済についてコメントするのか？
あ～、どうしよう。
コメントが的確すぎて次は報道番組のレギュラーが内定するかもな？忙しくなるなぁ～。
フッフッフッフッフッ

千夏：（電話）「只今、大塚はあいにく電話対応ができませんので代わりに私が承ります。」
「ええ・・」
「はい・・」
「なるほど・・・」
「ええ、はいはい、」
「そうでしたか、せっかくのお話ですが現状で広告媒体としてＴＶの利用は弊社では考えてお
りません。またお願いします。失礼します。」

正芳：お、おいっ！またお願いしますって・・・今、断った？
何てことするんだよ。オレの才能の開花を阻むのは身内だったか～・・・

良子：何言ってんのよ！？ＴＶ出るってギャラもらって出るんじゃないよ！むしろ払うんだよ！！
そんなにうまい話があるわけないでしょ？

千夏：まったくその通りのお話でした。今回はお断りしましたよ、社長。でも良ちゃん、
何で知ってたんですか？

良子：ここ数日その手の営業の電話、結構かかってきてたのよ。最初は私もビックリしたけどね。

正芳：そうなの？

良子：まあ、言うとこうなるな～と思って言わなかったのよ～。案の定ね。

千夏：そうですよ、社長！アイドルだって売れて生活できる人はホンの一握りっていうじゃないです
か？普通の人がＴＶ出てギャラもらうなんて無理なんですよ。身の丈で頑張りましょっ！

正芳：ああ、そうだな。

電話：プルルルル

正芳：（電話）「はい、インテリア･モロです。」
「はい、ちょっとお待ちください」
千夏～「頑張る建設業の女性社員の取材をしたい！」って。

千夏：えっ！！本当ですかっ？すぐ電話でまーっす！！！

正芳：おいおい。

＊「月刊　事務所での会話」シリーズはフィクションです。実際にＴＶ取材の話もありましたが、勘違い
させない営業の方の丁寧な説明に見習いたいと思いました。
いつかはＴＶ？いやいや、広告媒体にかける予算を施工費に還元できれば、
その分よい仕事を安い値段で提供できますからね。